今回は、先日行った展示水槽の掃除をご紹介しましょう。あいにく雨の中の作業になり、写真が暗めですがご容赦ください。

まずは、このスイッチを入れます。

と、水槽の海水が排水されます。

掃除する水槽は、こちら・・・・・

そう、アシカ・アザラシプールです。すでに水位が普段より下がっているのが分かると思います。アシカは、バックヤードに入れられてますが、アザラシはそのまま展示水槽にいます。まだ泳いでいますが、海水はどんどん無くなりますよ～。

海水が全く無くなってから掃除が始まると思っていたら、さにあらず、ある程度抜けたら、すぐ始まりました。

まず最初は、・・・・こちらから、

まだアザラシは泳いでいますが、脚立を使ってアクリルの掃除です。よ～く見ると・・・

どうですか？脚立とアクリル側の壁を使って足場を確保しながら器用に掃除しています。テクニックですね。これなら、水位があるうちからアクリルの掃除を先に済ましておけます。なるほど・・・・

長靴で入っても大丈夫な深さになったら、人が降りて掃除の開始です。

デッキブラシを使ってごしごしと掃除します。アザラシも、もう泳げません。モコモコ、ウネウネと全身を使って移動してます。

３頭が、何か気にしてますね。

　お構いなく掃除は続きます。

　もう水も殆ど無くなり、アザラシもなすすべがありません。どっちが迷惑なのか？

この機会に、もう直ぐ出産を控えた「さくら」を撮りました。

おなかの辺りがちょっと膨らんでいるように見えるのは、私だけでしょうか。普段アザラシに接していない私は、かなりびびりながらの撮影でした。

さくらは、こんな顔もみせてくれました。

元気な赤ちゃんを産んでね。と思いつつ、掃除が終わりました。早～！動物の負担が少ないよう、作業は手早くが基本です。掃除が終われば、早速水を入れます。

どっば～～、

　出ました、どんどん、どんどん、海水が注水されます。

アザラシもお待ちかねの様子。

「さくら」が普段見かけない人物（私）を気にしていますね。アザラシも早く水の中で落ち着きたいのでしょう。おじゃましました。退散します。

これで水槽は、きれいになりました。まだまだ水は少ないですが、アザラシは早くも泳ぎまわっています。やはり、水の中がいいのでしょうね。

以上、アシカ・アザラシプールの清掃作業でした。この掃除、週に1回程度行っています。午後4時過ぎには、岡に上がったアザラシや掃除をする職員、アザラシと職員の微妙な関係などに出会えるかもしれませんよ。