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アシカ・アザラシ

ゴマフっ仔、次のステップへ

2020.04.09 - アシカ・アザラシ

さてさて、ここ数日で魚を食べるのが上手になったゴマフっ仔。

 

 

これからいよいよ、トレーニングが始まります。

 

まず初めのミッションは、

”「よし」を理解してもらうこと” です。

 

成獣たちのトレーニングでは当たり前に使っているこの「よし」。

(シロイルカでは「よし」と同じ意味で

ホイッスルを「ピッ」と吹いています。)

 

これは、言葉で意思疎通することができない動物たちに

トレーナーの思いを伝える1つの手段です。

 

トレーナーが求める行動を動物たちがしてくれたとき、

それいいね!の意味で「よし」と言います。

”「よし」がくると餌がもらえる” このことを理解している動物たちとは、

これを使ってトレーニングをしているんです。

 

でも、これを理解していない動物に突然「よし」と言っても、

その動物にとって「よし」はなんの意味もない言葉です。

 

なので、まずはトレーニングの第一歩として

「よし」を理解してもらわないといけません。

 

 

「よし」と言った直後に魚を与える

↑↑↑

これを繰り返すと、動物はだんだんと

『魚をもらう前になんか言われてるな~』と気づき始めます。

さらに根気強く繰り返していくと、

『「よし」と言われたら必ず魚がもらえるな~』というふうに、

「よし」と「魚」が結びつくんです。

 

 

「よし」=「魚」

2つを結びつけるという段階をクリアすると、

そこからようやく本格的なトレーニングが始まるんです。

 

 

お母さんのさくらのように俊敏で!

お父さんのなっしーのように真面目に!トレーニングできるよう、

トレーナーたちとゴマフっ仔二人三脚で

がんばっていきます!!

 

とはいえ、まだまだ生後1ヶ月半のこどもです。

 

寝ているときが何より幸せそうです。(笑)

 

 

ゆっくり、一歩ずつ、進んでいこうね♪