島根県立石見海浜公園にある水族館
しまね海洋館アクアス

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ペンギン

“ペンギン 秋を捕まえる”の巻

2011.09.11 - ペンギン

いつの間にか9月…。

夏休みが知らない間に終わっていた気がします。

さて、すっかり明け方が涼しくなり、秋の気配が漂ってきていますが、8月末にペンギン館でこんな出来事がありました。

これ、トンボの亡き骸です。毎年、秋になるとアクアスのペンギン館には無数のトンボが飛来します。すると屋外プール在住のフンボルトペンギンたちは大喜び。夢中になって追いかけます。

特に今年は、昨年4月にアクアスで初めて生まれたフンボルト、「しぃ」「まぁ」「ねぇ」の3羽のギャルペン(若いメスのペンギン)が、トンボを1日中追いかけて遊ぶ姿が連日見られます。

でも、トンボがプールに落ちていたのは今年初めての発見でした。

発見場所はペンギン専用の通路ですから、トンボがふらっと落ちるような場所ではないんですよね。

ということは、もしかして、ペンギンがトンボを捕まえた???

実は他の水族館のスタッフに「ペンギンは飛んでるトンボ捕まえることあるよ」と聞いたことはあったのですが、去年までのアクアスのフンボルトたちは、どうもトンボに軽くあしらわれている感じがして、捕まえるには程遠いような、一方的に鬼が弱い鬼ごっこ状態だったのです。

 

で、夏休み終盤。ついに決定的瞬間の目撃者が現れたのです。

「さっき、ペンギンがトンボを捕まえてましたよ」

それはアクアスのスタッフではなく、なんとお客様でした。しかも

「黄色いバンドをしてるペンギンでした」

との詳しい情報も! つまり、アクアスのペンギンで最初にトンボを捕まえたと認定されたのは、

「ねぇ」ちゃん だったのです。

一番の末っ子「ねぇちゃん」。

末っ子なのにねぇちゃんな「ねぇ」ちゃん。

 

いやー、やっぱり飛んでいるトンボを捕まえることができるくらいペンギンってすばやいんですね。でもなかなかその決定的瞬間はお目にかかれないんですよねー。

ちなみに、「ねぇ」ちゃんは捕まえたトンボをどうしたかと言うと、そのお客様はこうおしゃっていたそうです。

 

「捕まえた直後にポイって捨ててました…」

 

やはり、動いているものだけに興味がおありの様子で(汗)