ブログ
シロイルカ
安らかに
2009.09.04 - シロイルカ
みなさん、もうご存知だと思いますが、8月23日に生まれたシロイルカ、アンナの仔が9月1日夜に死亡しました。
アンナの仔が生まれてからの10日間、アクアスのスタッフにとっては、要24時間観察個体が2個体という本当に肉体的負担も大きい大変な期間となっていました。
それに加え、授乳が順調に行われなくなってからは、15人がかりで仔をプールから取り上げて処置をしたり、夜中も3時間おきに人工乳を作って、数人で保定して与えたりとさらに負担も増えました。
それでも、ただアンナの仔の回復を信じてやってきました。
どんなに体がつらくても、それが続いたとしても、それでアンナの仔が生きてくれるのなら、とがんばれました。
わたしたちも必死でがんばるから、、、だから、生きていて欲しかった、それが今の率直な気持ちです。
今回、アンナの仔を行き永らえさせることができなかった。
悲しいというよりも、本当に悔しくて悔しくてなりません。
どうしたらよかったのかと悩むのは当然のこと。
無事の出産といううれしい思い出、そして悔やまれる仔イルカの死亡、、、どちらも心に深く刻まれていきます。
アンナの出産、育児、仔イルカの行動、処置など起こったことすべてを吸収し、次へといかしていかなければなりません。
無駄にはできるはずがありません。
それが、アンナの仔とアンナに対するわたしたちの誠意です。
正式には名前も決まっていませんでしたが、観察していたスタッフは”アンナ仔ちゃん”と呼んでいました。
たった10日間という短い命でしたが、わたしたちに多くのことを教えてくれたアンナ仔。
アンナ仔ちゃん、生まれてきてくれて、ありがとう。
アンナ仔ちゃん、どうぞ、安らかに。
*みなさまにも、アンナ仔の短かったけれど生きていた間のことをもう少しお伝えしていきたいと考えています。今後、整理ができましたら、アンナ仔の記録として綴ります。ぜひ読んでやってください。
アーリャの仔は、ただいま脱皮中。こちらも、近々更新予定です。
あれから2か月 ~アシカのニコは2歳に~
臨時休館中のアクアス
アシカアザラシパフォーマンス復帰まで…
お久しぶりです
ありがとう☆8000日
おかえり