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シロイルカ
ありがとうございます
2009.09.11 - シロイルカ
アンナの出産した仔が亡くなってから、10日がたちました。
ここにきて、アンナの体調もようやく徐々に回復してきた様子です。
今回の残念なご報告に対し、多くのみなさまからアンナ仔やアンナへのやさしいお言葉、スタッフへの励ましの言葉、アーリャとアーリャ仔への応援の言葉をいただきました。
そんな言葉が届くたび、目頭が熱くなったり、応援団の存在を心強く思ったりしているのは、どうやらわたしだけではないようです。
手紙やメールを送っていただいたお一人、お一人に、順番にお返事を出してはいますが、この場を借りて、まずはお礼を言わせてください。
みなさん、励ましのお言葉を本当にありがとうございます。
飼育生物の繁殖は、水族館の大きな目標の一つです。
最終的にはそれを目指して、日々生物のケアをしているといっても過言ではないくらいですから、妊娠が分かったときには、本当にうれしいものです。
そして、どうやって安全に安心して産ませるか、育てさせるかとスタッフみんなで頭を悩ます日々が始まります。
産み育てる環境・準備が整えさえすれば、もうわたしたちスタッフが直接的に手伝えることはありません。
出産の兆候が出て、産気づいてしまえば、後は母獣まかせ。
育児も基本的には手を出せない範疇のもの。
今回もアンナが育児をうまくできるような環境を整え、アンナの体調を少しでも回復させることで育児の裏方のお手伝いをと考えてやってきましたが、それだけではうまくいきませんでした。
何が足りなかったのか、どうすればよかったのか、まだまだ考え直さなくてはいけないことがあるように、今も思っています。
ただ、そのときにできること、考えついたことは、すべてやりつくしたつもりです。
今、わたしにできることは、この出来事を次につなげることなのだと思っています。
次回、アンナ親子の出産と育児の記録を書きつづったら、シロイルカ出産準備というカテゴリーは終了とする予定です。
このブログの中では、もうこの話題は出てこないかもしれません。
でも、忘れるわけではありません。
アンナ仔は、いつまでも、みんなの心の中に。
あれから2か月 ~アシカのニコは2歳に~
臨時休館中のアクアス
アシカアザラシパフォーマンス復帰まで…
お久しぶりです
ありがとう☆8000日
おかえり