昨日、アクアス前の海岸にあるものが漂着しました。

28日午後、公園管理センターから連絡があり現地に向かう。

海岸はこんなんです。写真では見にくいかもしれませんが、海岸には漂着ゴミがたくさん打ちあがっていました。こんな様子・・・

海岸一面ゴミだらけと言っても過言ではないくらいでした。

３～４００ｍも歩いたでしょうか、中々見つけられない時一羽のトビが砂の上に降りていました。あ～あそこか・・・

で、見つけたのが・・・・・これ・・・・・

「ウミガメ」でした。既に死んでおり、波打ち際から離れた所にありました。さあ～、ここから水族館らしいところを紹介しましょう。

まずはこのウミガメの種類の特定です。顔と甲羅の特徴から判断できます。

嘴が尖がってほっそりとした顔。

　甲羅の縁がギザギザ。

以上の点からこのウミガメは、「タイマイ」という種類だと判明しました。

次は大きさです。カメの大きさは、甲羅の長さで表します。このタイマイは、直甲長27,5ｃｍ、直甲幅24,1ｃｍと小さく、まだ幼体だと分かります。

背甲には、大きなフジツボとカピカピに乾いた海藻が付いていました。

海を漂う中で、フジツボや海藻が付着したのでしょう。また、海藻や体が乾燥しているところを見ると打ち上げられてから時間が過ぎているようです。

以上でウミガメの調査は終わりですが、今回は面白いものを発見しました。

  これです。

分かりますか？タイマイの側に、引きずったと思われる跡と鳥の足跡がありました。その跡を追っていくと、西側約20ｍ程の波打ち際までず～っと続いていました。どうやらここから運ばれてきたようです。写真で見ると・・・・・これですが・・・・・

鳥も必死だったのでしょうか。自然界の生き物達の姿が想像されるような跡でしょう。今回は、海からやってきた「タイマイ」の話でしたが、これからも何かやってきたら皆さんにまた紹介します。