ゴマフアザラシ　死亡のお知らせ

2000年より飼育しておりましたゴマフアザラシの「なっしー」が4月27日（土）に死亡しました。

死亡する前日に呼吸の乱れが出始めたため薬を与えましたが、翌日にはさらに呼吸状態が悪くなり急遽バックヤードに収容し様子を見ていました。12時30分ごろ呼吸が止まり、救命処置を行いましたが4月27日（土）12時53分に死亡しました。

検査の結果、死因として呼吸不全及び腎不全が疑われました。今後は専門機関と連携して原因の究明に努め、これからの飼育技術の向上につなげていきたいと思っております。

なっしーは2000年4月、鳥取県東伯郡の海岸で保護され（財）鳥取県動物臨床医学研究所でしばらく手当てを受け、その後しまね海洋館に来ました。

しまね海洋館に来てからはメスのさくらと相性がとても良く、げんき・ゆず・らいち、また玉野海洋博物館（岡山県）で飼育されているゆめ・みらいと多くの仔をもうけました。

アシカ・アザラシプールでいつものんびりと過ごし、その表情や寝ている姿はスタッフにふっと心休まる一時を与えてくれていました。

これまでなっしーをあたたかく見守って下さった皆様には厚く御礼申し上げます。

なっしー　　性別　　　オス

年齢　　　19歳（推定）

2000年4月7日　　鳥取県東伯郡の海岸に漂着

（財）鳥取県動物臨床医学研究所にて保護

2000年4月28日　しまね海洋館　来館