まさかPart２を綴る日がくるとは……

私、一昨日・昨日とお休みだったんですが、

休みに入る前日に上司とこんな話をしていました。

「もうほとんど授乳してなさそう。

さくらもゴマフっ仔に対する執着が薄くなってきた。

そろそろ離乳だね～。」

離乳するということは、

ゴマフっ仔が自力摂餌（自分で魚を食べること）ができるようになる

ということです。

自力摂餌の流れとしては、

さくらとゴマフっ仔を別々のプールに分ける（これが離乳）

↓

ゴマフっ仔のいるプールに魚を入れる

↓

体重40㎏もあってお腹すいてないので興味なし

↓

いろんな魚種・いろんな部位・いろんな切り方で

試行錯誤しながら飼育員毎日がんばる

↓

少しずつ体重が落ちてきてお腹すき始める

↓

飼育員毎日がんばる

↓

興味を持ってくれたら口先でツンツンしたり

口の中にいれてみたりして魚で遊び始める

↓

なかなか食べない

↓

魚をプールにポイっと入れて放置してみると

いつのまにか魚なくなってる！食べた！？

↓

人が見てると食べない

↓

飼育員毎日がんばる

↓

なかなか食べない

…というようなかんじで、めちゃくちゃ苦労するんです。

いつものパターンは。。

でも、

どうやったら食べてくれるか、考えに考えていろいろ試すこの期間は

めちゃくちゃ刺激的で楽しい日々でもあるんです。

2連休中、「どうやったら食べてくれるかな～～」と

考えを巡らせながら、わくわくしながら過ごしました。

が！！！！！

出勤してみると！！！！

オイオイ

食べてるやああぁぁぁん！！！！！！！！！！

どうやら一昨日、朝の体重測定が終わったあと

半分にちぎったシシャモをあげると咥えて遊び始め、

そのままゴクンっと飲み込んだそうです（笑）

まださくらと一緒のプールにいるまま

離乳もしていないままで

魚を食べられるようになったら、前代未聞です！！

体重はすでに過去最高のビックベイビーですが、

体重だけじゃないぞ！いろんな意味で大物になる予感！

…と思っていましたが、

食べたのはその1匹だけ。

昨日も今日も、魚をカミカミして楽しそうに遊んでいるんですが

ゴクンと飲み込むことはなく。。。

「遊んでいる間に飲み込んでしまっただけ」のようで、

食べ物だと認識できたわけではないのかもしれませんね。

今日も見せてみましたが、

フンフン嗅いだり、ツンツンしたり

パクっとくわえてみたり

ちょっと休憩したり

オェー！ってなったり

食べそうな気配はありませんでした。。

というわけで、私が楽しみにしていた”餌付け”は

まだまだこれからが本番のようです。

これは私にとっては超ボーナスステージ！！！

アザラシ飼育員として貴重な経験を踏み、成長できるチャンスです！

後輩飼育員たちにも、この試練をおもしろいと思って

チャレンジしてくれたらいいなと思います（^_^）