島根県立石見海浜公園にある水族館
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シロイルカ

クリスマスの舞台裏~シロイルカパフォーマンス~

2019.12.28 - シロイルカ

今年のクリスマス、シロイルカパフォーマンス。

21~25日の午後1番の回のみ、サンタダイバーが登場しての

パフォーマンスを行い、大成功だったのですが、

今日はその裏側をご紹介します。

 

サンタの服を着てイルカプールに入るという初の試み。

「ただのバージョンアップ」

という甘っちょろいことではありません!

うちのシロイルカたちを舐めてはいけません!

 

”なんでもかんでもまずはかじってみる”

”とりあえずグイグイ引っ張ってみる”

というアクアスのシロイルカたちのもとにサンタダイバーが行くのを想像すると、

私たちを困らせるいくつものシチュエーションが浮かんできます。。

 

サンタの衣装には

『シロイルカにイタズラされないような工夫』

がいたるところになされており、

衣装の準備(購入・小細工)だけで1か月かかりました。

 

 

パフォーマンス開始前の準備も、いつもより大がかりでした。

準備のようすを写真でご覧ください♪

 

まず、担当のダイバーは、いつもだったら

パフォーマンスが始まる15分前から準備するところを

20分前から着替えスタート。

 

 

ドライスーツを着たら、

 

 

ズボンを片足ずつ履きます。

 

 

 

両足履けたら、

 

 

ズボンの上からウエイトベルトを巻きます。

 

 

ズボンがずれないように、2人体制で。

 

 

次に、上の服を着ます。

 

 

が、濡れたドライスーツの上に着るのは難しくて、

 

 

苦戦しながら、

 

 

なんとか着れました。

 

 

タンクを背負って、

 

 

完成!

かと思いきや、ここから1番大事なポイントです。

 

 

脱ぎ着しやすいように大きめサイズなので、

袖がブカブカしています。

 

このままではサインを出すときや餌をやるときに

シロイルカたちに袖を吸われたり噛まれたりしてしまうので、

 

袖をギュッと縛ります。

 

 

縛った方と縛っていない方を見比べると

一目瞭然ですね。

 

 

もう片方もしっかり縛って、

 

 

袖はこれで安心です。

 

 

あともう1つ大事なポイントが。

 

 

フードをかぶって、マスクをつけたあと、

 

サンタ帽子をかぶるんですが、

これが水の中でとっても脱げやすい。。。

 

サンタ帽子に縫いつけたゴムひもを

顎とフードの間にしっかり挟んで、

 

 

かつマスクの後ろのゴム部分に

サンタ帽子をしっかり入れ込みます。

 

 

それでも、水中で呼吸をするたびに

サンタ帽子の中に空気が入ってしまって

脱げそうになるため、

 

サンタ帽子のてっぺんには小さな穴をあけています。

 

 

これでようやく準備完了!

 

 

いざ、シロイルカパフォーマンスへ!!

 

 

パフォーマンス終了後、

いつもより重たい衣装を身にまとって頑張ったダイバーさん、

笑顔で帰還★

 

 

 

こんなかんじで無事に5日間を終えることができました~♪

 

 

寒い冬はまだまだ続きます、

みなさんお体にはお気を付けくださいね(>_<)

そして、元気いっぱい過ごしているいきものたちに

会いにきてくださいね♪