島根県立石見海浜公園にある水族館
しまね海洋館アクアス

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しまねの海の仲間

初展示!アクアス生まれのタコクラゲ

2019.04.25 - しまねの海の仲間

 

こんにちは!

 

 

今日は、アクアス初展示となるタコクラゲの繁殖個体の紹介です(*^_^*)

タコクラゲは水玉模様が可愛らしくふわふわと泳ぐとても可愛らしいクラゲで、

アクアスでも、毎年夏に近くの海で採集してきたタコクラゲを飼育展示しているのですが、

タコクラゲの水槽内で卵(プラヌラ)が取れ、ポリプが付着していたので繁殖に挑戦しました!

 

クラゲは傘の中に空気が入ってしまうだけで、傘に穴が開いたりして弱ってしまうような繊細な生き物なので

形が崩れることなく展示できる大きさになるまで育てるのはなかなか上手くいかないこともしばしば・・・

 

しかし、

 

今回、繁殖個体が順調に育ち、展示できる大きさまで成長したので、展示水槽にデビューしました!!!

 

アクアスでは繁殖個体の展示は初めてのことなので、とても嬉しいです!!(^O^)

まだ小さい個体が多いので、これからの成長が楽しみです!

 

 

 

ちなみに・・・タコクラゲはどんなふうに成長していったかというと

クラゲのメスの体から卵(プラヌラ)が離れ、水中を浮遊して水槽内に沈めた貝殻やネットに付着し、ポリプへと姿を変えていきます。

そして、ポリプからクラゲの初期段階であるエフィラが生まれ、みなさんがイメージするクラゲらしい姿に成長していくんです! 

 

タコクラゲのポリプ↓

黒いネットにぶら下がるようについているつぶつぶしたイソギンチャク状のものがポリプです(^^)

 

 

タコクラゲのエフィラ↓

少し見えにくいですが、中央にあるオレンジ色の花のように見えるものがエフィラです! 

大きさは1~2㎜程で、この頃はまだクラゲらしい形ではなく、水玉模様もありませんが、これからだんだんとタコクラゲしくなっていきます!

成体になるまでに何度も姿を変えるなんて、クラゲは不思議な生き物ですよねー!

 

タコクラゲのエフィラと成長したタコクラゲたちは、裏側でこんなふうに育てていました(^v^)

エフィラはとても小さいのでいきなり広い水槽に入れてしまうと外に流されてしまうので、

左側の丸い水槽で流されない大きさにエフィラを育てから、右側の広いスペースに移動しています

 

 

 

今後はタコクラゲの繁殖個体の通年展示を目指して頑張っていきたいと思います!!!

ふわふわ泳ぐかわいらしいアクアス生まれのタコクラゲたちに癒されに、ぜひ見に来てくださいね(*^_^*)

お待ちしてまーす!(^-^)