昨日、イワトビペンギンの卵の嘴打ちが確認され、

いよいよアクアスで初めてのイワトビ誕生か！

と喜んでいたのですが、 午後2時過ぎに、

孵化直前で力尽きたヒナを発見することになりました。

とても残念な結果になってしまいましたが 昨年までは、

本格的な巣作りはもちろん、

カップルの誕生すらなかったアクアスで 今年の春に、

３組のペアから６つの卵が生まれたことは、

大きな大きな前進に違いありません。

その６個の卵のうち、受精卵は１個だけでしたが、

全部のペアが上手に卵を温め続けてくれたことも、

私たちの大きな自信となりました。

昨年の１２月に「繁殖指導者」として

男鹿水族館からやってきてくれた、ベテラン夫婦。

遠い秋田から引っ越しをしてもらったにもかかわらず、

たった３か月後に産卵してくれて、

他の２組の新婚ペアを大いに刺激してもらいました。

来年も、この２羽の激しいくらいラブラブな夫婦が、

アクアスでのイワトビペンギン初繁殖に向けての

中心的な存在になります。

私たちペンギン担当者は、 イワトビペンギンを始め、

全てのペンギンたちが 少しでも暮らしやすいように、

少しでも繁殖しやすいように あらゆる面で工夫・改善して、

１羽でも多くアクアス生まれのペンギンを

増やしていきたいと 改めて誓った１日となりました。

来シーズンこそは元気なヒナがたくさん生まれるように

暖かく見守っていただければと思います。