島根県立石見海浜公園にある水族館
しまね海洋館アクアス

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ペンギン

祝☆デビュー☆祝

2010.09.18 - ペンギン

ついに!ついに!
フンボルトペンギンの3羽のひな達が展示デビューしました!!

思い返せば、アクアスペンギン館にとって初めての産卵が4月17日。あの時初めてペンギンの温かい卵を震える手で持ちました。

そして初めての孵化が5月29日。こんなに小さいひなが果たして本当に無事に大きくなるのか不安でいっぱいでした。

そして、9月16日。孵化してから110日~108日、初心者マーク飼育員の不安もどこ吹く風。3羽のひなたちは元気いっぱいに展示プールで泳ぎだしました。

アクアスのペンギン館で、アクアス生まれのペンギンたちが泳いでいる。

うーん、“感慨深い”ってのは、こういうことを言うんだなぁ~。

さて、そんなセンチメンタルなペン兄の思いに反して、成長盛りのこの3羽、お食事タイムでも、ガツガツ餌を食べてくれています。でも、大人ペンギンの食欲が旺盛な時は、まだまだ及び腰になっちゃうことも。

欲しいなぁ…。

うらやましいなぁ…。

そんなに警戒せんでも(汗)

さて、私たちペンギンチームはずっとこの3羽を「ひな」と呼んでいたので、初めて見るお客様にとっては、もうほとんど大人のペンギンと変わらない大きさの“ひな”を見て「どこにペンギンの赤ちゃんがおるん?」と首をかしげておられる方も多いので、今回はフンボルトペンギンの成鳥と幼鳥の見分け方についてお伝えします。

これが言わずと知れた大人(成鳥)の模様です。顔の周りに白い縁取り、おなかには黒いラインが1本。これが特徴。

それに対して、子供(幼鳥)の場合は、こんな感じ。

模様が全然ありません。
泳いでいても、この通り。

ね?はっきり区別できると思います。

これでいっぱい泳いでいても、すぐに子供ペンギンを発見できると思います。

展示デビュー直前まで、バックヤードで人の手から餌を食べる練習を続けていた3羽の“ひな”たち。その間にすっかり飼育員にベッタリ馴れて、触っても持ち上げても大人しくしていたこのペンギンたちも、これから大人のペンギンたちに混ざってたくましく成長していくのでしょう。
毎月第一火曜日(休館日)に行う「ペンギン全羽体重測定」。果たして10月の体重測定の時、この可愛い顔を見せてくれるのか、それとも大人同様、渋ーい表情をするのか、ちょっと楽しみで、ちょっぴり悲しい、複雑な心境のペン兄なのでした。