島根県立石見海浜公園にある水族館
しまね海洋館アクアス

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ペンギン

12月です。

2011.12.01 - ペンギン

今日から12月。

昨日は閉館後に、経営課のスタッフのみなさんがアクアス館内をクリスマス装飾に大変身させていました。

 

ペンギン館でも、ちょっとしたクリスマスの雰囲気を出すために、今日からお食事タイムでサンタ帽をかぶっております。

CHIP☆さん いい笑顔です(笑)

もちろん撮影しているおじさん飼育員も被っています…(汗)

それにしても今日の10時のお食事タイム、サンタ帽で楽しく解説しようっ!と勇んで登場しましたが、お客様がいませんでした(涙)

 

 

さてさて、フンボルトペンギンにうれしい話題です。

おととい、ついに今年の冬の繁殖期第1号の卵が産まれました!

そして今日も、別のカップルが産卵していましたよ。

いつもは巣内をのぞくと、「あっちいけ!このやろう~」とばかりににらんでにじり寄ってくる繁殖シーズンのフンボルトたちですが、人が覗き込んでも伏し目がちで立ち上がらないと、「ははーん、産んでおるな」となんとなくわかります。

そして、産卵を確認すると、卵をちょっと拝借して、

 「な、何するんだ、やめろ卵ドロボー! の図」

 

今後生まれてくる別の卵と取り違えないように、卵の情報を書き込みます。

こんな感じです。

ちょっと日付が大きすぎなくないですか?CHIP☆さん…

このあと、卵をそっと親ペンギンに戻して、はい終了、です。

 

アクアスのペンギン館ができて3年になりますが、やっとこさペンギンが卵を産んでも、日常の作業として淡々と仕事をこなすようにできるようになりました。

ただ逆に言えば、初めてペンギンが卵を産んだ時の、あの猛烈な喜びを感じることができなくなっていることが、ちょっとさびしいことでもありますね。

 

今年は実に7組のカップルが誕生しそうなフンボルトペンギン(成鳥14羽が全部カップルになりそう…)、これから次々に卵を産んでいきます。

いくらペンギンの産卵に慣れてしまっても、こうやってアクアスのペンギン館でちゃんと繁殖してくれるフンボルトたちへの感謝の気持ちは年々高まる一方です。

あぁ オウサマペンギンたちにフンボルトペンギンの爪の垢を飲ませたい…。